最近、「ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事」について改めて考える時間が増えてきた。
現在は別の職業に就いているが、いずれ引退を迎えた後、自分の知識や経験を活かして社会に貢献できないだろうか――そんな思いが頭の片隅にある。
FPの主な仕事といえば、家計の見直しや保険・年金・資産運用・相続など、人生に関わるお金の相談に応じることだ。お金の悩みは誰にとっても身近な問題でありながら、専門的な知識を持つ人は多くない。
「少しでも安心して生活できるように」「将来の不安を整理できるように」――そんなサポートができるのがFPの魅力だと思う。
これまで自分が培ってきた知識を、今後どう活かせるか。
例えば、地域の公民館やシニア向け講座で家計や年金の相談会を開くこともできるだろう。難しい投資話をする必要はなく、身近なテーマ――「老後資金の計画」や「家計簿の見直しポイント」などを伝えるだけでも十分に価値があると思う。
FP資格を取得したときは、単に自分のスキルアップのためだった。
しかし、学んでいくうちに「お金の知識は人を助ける力になる」と感じるようになった。たとえば、税金や保険の仕組みを少し理解するだけで、将来の不安を軽くできる人も多い。そんな小さな支援を積み重ねることが、社会貢献の一つの形かもしれない。
引退後は自由な時間が増える。その時間を趣味だけでなく、地域に還元できる活動に充てられたらと思う。ボランティア的なFP相談でもいいし、地元の団体と連携して講習会を開くのも面白そうだ。
自分の得意分野で人の役に立てることほど、やりがいのあることはないだろう。
いまはまだ、現役の仕事に追われる毎日だが、少しずつ準備を始めたい。
FPの知識を磨き続けながら、将来に向けて“セカンドキャリア”の土台を作っていく――そんな目標を胸に、今日もテキストを開いている。
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