今日は地域の秋祭り。
毎年この時期になると、太鼓や笛の音がどこからともなく聞こえてきて、秋の深まりを感じます。
一昨年と昨年は地区の役員として参加していたこともあり、準備から当日まで大忙しでした。
神輿の運行ルートを決めたり、祭り当日の進行を支えたりと、慌ただしくも充実した時間。地域の人たちと力を合わせる中で、改めて「祭りは人のつながりでできている」と感じたものでした。
今年はその役も終わり、静かな秋祭りを迎えました。
とはいえ、あいにく今日は休日出勤。仕事場は自宅から少し離れており、祭りの様子を直接見ることはできませんでした。
それでも、朝の通勤途中で見かけた神社の幟(のぼり)や、子どもたちがはしゃぐ姿に「今日は祭りの日だな」と実感。
日中は仕事に追われながらも、ふとした瞬間に頭の中で太鼓の音が鳴り響くような、そんな不思議な一日でした。
夕方、帰路につくころには、空が少し赤く染まり、遠くの山並みの向こうに提灯の灯りがちらりと見えた気がしました。
距離がある分、かえって祭りの情景が心に浮かび、懐かしさがこみ上げてきます。
地域の秋祭りは、単なる行事ではなく、住む人たちの絆をつなぐ大切な時間。
自分がその一員として関わってきた経験があるからこそ、離れていても「今ごろ盛り上がっているだろうな」と自然に思えるのかもしれません。
来年は、またゆっくりと地元で祭りの空気を感じたい。
境内を吹き抜ける秋風や、太鼓の音に包まれながら過ごす時間を、心から味わいたいと思います。


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