先週の土曜日、奥さんと映画「沈黙の艦隊」を観に行きました。
以前から気になっていた作品で、前作の映画版やサブスク配信されているドラマ版も観ていたので、続編を楽しみにしていました。
海中で繰り広げられる潜水艦同士の戦闘シーンは迫力満点。
重低音の響きや光の表現がリアルで、まるで自分たちも艦の中にいるような臨場感がありました。
スクリーンいっぱいに広がる海の世界に、思わず息をのむ瞬間が何度もありました。
ただ戦うだけでなく、そこに描かれる人間模様も心に残ります。
国家の思惑に揺れながらも信念を貫こうとする艦長の姿、部下を想う強い絆。
それぞれの立場や考えが交差しながら、物語に深みを与えていました。
劇場では、自分たちと同世代くらいの観客が多く、やはり原作をリアルタイムで読んでいた世代には特に響くのだろうなと感じました。
時代を経ても色あせないテーマが、この作品の魅力なのかもしれません。
少しもったいないと思ったのは、エンドロールが始まると席を立つ方が多かったこと。
最後まで観ることで、音楽や映像が伝える余韻を感じることができるのに…と、奥さんと話していました。
私たちは最後の一音までしっかりと味わい、映画の世界からゆっくり現実に戻る時間を楽しみました。
観終わったあと、自然と「正義とは何か」「平和を守るとはどういうことなのか」という話題になりました。
戦闘シーンの迫力だけでなく、人間の心の強さや理想を考えさせられる、心に残る一本でした。
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