昨日、島根県で震度5の地震が発生したというニュースが流れた。
発生時刻はちょうど仕事中で、こちら愛媛からは距離もあり、建物が激しく揺れるようなことはなかった。それでも、その瞬間の感覚ははっきりと体に残っている。
私の職場は免震構造の建物で、揺れを直接受け止めるのではなく、建物全体がゆっくりと動いて衝撃を吸収する仕組みになっている。
そのため、通常の地震とはまったく違う揺れ方をする。
地震が起きた瞬間、
「……あれ?」
という違和感がまずあった。
床がすーっと動き出すような、船に乗っている時のような、なんとも言えない感覚。
その揺れが数十秒続き、だんだん気持ち悪くなってくる。
免震構造のおかげで物が落ちたり倒れたりすることはなかったが、長く、ゆっくり続く揺れは精神的にかなりこたえる。
頭では安全だとわかっていても、体は正直だ。
ニュースで知った「長周期地震動」
仕事が一段落してからニュースを確認すると、
「能登地震以来の長周期地震動が発生」
という言葉が流れていた。
長周期地震動。
高層ビルや免震構造の建物で特に感じやすい、周期の長い揺れ。
震度の数値だけでは表せない、独特の不安を伴う揺れだ。
能登地震の記憶がまだ生々しく残る中で、
再びこの言葉を耳にしたことで、胸の奥が少し締めつけられるような気がした。
島根の現地では、震度5という大きな揺れ。
建物の被害やけが人の情報を追いながら、
「この寒い時期に被災された方々はどれほど不安だろう」
と考えずにはいられなかった。
離れていても、地震は他人事ではない
こちらでは大きな被害は感じられなかったものの、
日本に住んでいる以上、地震は決して他人事ではない。
しかも今回は、長周期地震動。
建物の構造や場所によっては、想像以上に体への影響が大きい。
免震構造の安全性を実感しつつも、
「安全」と「安心」は別物だということを改めて感じた。
揺れが収まった後も、しばらく心臓の鼓動が落ち着かなかった。
何事もなかったように業務に戻りながら、
頭の片隅ではずっと島根の被害状況が気になっていた。
改めて考える、地震への備え
帰宅後、夕方のニュースを見ながら、
防災バッグの中身や家族との連絡方法、避難場所など、
普段あまり意識していなかったことを思い出す。
「また今度確認しよう」
と後回しにしていたことが、
こうした地震のニュースで一気に現実味を帯びてくる。
地震は予告なしにやってくる。
今回のように、遠く離れた場所でも、
体と心にしっかりと爪痕を残す。
静かな夜に残った余韻
夜、布団に入っても、
あの免震構造特有の、ゆっくりした揺れの感覚がふとよみがえる。
船酔いのような気持ち悪さと同時に、
「もしこれがもっと大きな地震だったら」
という想像が頭をよぎる。
島根の皆さんが、
今夜、少しでも安心して眠れることを願うばかりだ。
そして自分自身も、
「備える」という当たり前のことを、
今日という一日をきっかけに、
もう一度、きちんと向き合っていきたいと思った。


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