仕事納め — 2025年という一年の区切り —

今日は2025年度の仕事納めだった。

朝、会社へ向かう足取りはどこか軽く、それでいて胸の奥には静かな達成感があった。

無事にこの一年を走り切ったという実感と、一区切りを迎えた安堵感。

毎年この日を迎えると、自然と一年の出来事が頭の中を巡り始める。

今年の会社生活を振り返ってみると、与えられたミッションについては、概ねやり切れた一年だったと感じている。

業務量も責任も決して軽くはなかったが、その分、充実感も大きかった。

プレーイングマネージャーとして現場に立ちながらチームをまとめ、結果を出すことが求められる日々は、決して楽なものではなかったが、同時に自分自身の成長を強く実感できた一年でもあった。

特に印象に残っているのは、トラブル対応や期限の厳しい案件にチームで取り組んだ時のことだ。

全員が一丸となり、役割を分担しながら困難を一つずつ乗り越えていく過程には、仕事ならではの充実感があった。

プレイヤーとしての判断と、マネージャーとしての視点、その両方を同時に求められる場面も多く、常に頭はフル回転だったが、最終的に目標を達成できた時の達成感は何物にも代えがたいものだった。

一方で、反省点もはっきりしている。

メンバー一人ひとりのスキルアップについて、もっと踏み込んだ関わり方ができたのではないかという思いが残っている。

日々の業務に追われる中で、目の前の成果を出すことに集中しすぎてしまい、長期的な人材育成という視点では、まだまだ改善の余地があったと感じている。

仕事を「こなす」だけでなく、「育てる」という役割をどこまで果たせていたか。

この点については、来年の自分への大きな課題として、しっかりと胸に刻んでおきたい。

それでも全体として見れば、2025年は満足できる一年だった。

仕事を通じて多くの経験を積み、悩み、考え、行動し、結果を出せた。

その積み重ねは確実に自分自身の糧になっていると感じている。

今年は年末年始の休みが比較的まとまって取れるのもありがたい。

この貴重な時間を、単なる休養だけで終わらせるのではなく、来年に向けた「頭の整理」の時間として使いたいと思っている。

今年の良かった点、反省すべき点、やり残したこと、来年挑戦したいこと。

それらを一つひとつ書き出しながら、自分の進む方向を改めて確認していくつもりだ。

忙しい一年を終えたこの夜、こうして静かに振り返る時間は、とても心地よい。

明日からはしばらく仕事のことを少し脇に置き、心と体をしっかり休めながら、来る2026年に備えたい。

また新しい一年が始まる。

今年積み重ねた経験を土台に、来年はさらに成長できる一年にしていきたいと、静かに決意した仕事納めの夜だった。

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