今年の映画はじめは、1月2日。
最寄りのショッピングモールへ足を運び、ずっと楽しみにしていた映画
「緊急取調室 FINAL」 を観てきました。
年明け早々の映画館というのは、どこか特別な空気があります。
正月の静けさと、新しい一年への期待が混ざり合う独特の雰囲気の中で、
スクリーンに向き合う時間は、まさに「今年のスタート」を象徴する出来事のように感じられました。
「緊急取調室」は、2014年から続いてきた人気ドラマシリーズ。
最初の放送から12年。
その長い年月の集大成が、この「FINAL」です。
実は以前、映画化の話が一度立ち消えになったと聞いており、
「もうスクリーンでは観られないのか」と残念に思っていました。
それだけに、今回の映画化のニュースを知ったときの嬉しさは格別でした。
さらに映画公開に合わせて、テレビドラマの特別編も放映され、
物語への期待感は否応なしに高まっていきました。
年末年始の番組表を見ながら、
「いよいよこの物語が完結するのだな」と、
少し寂しさと、そして大きな楽しみを抱えたまま迎えた1月2日でした。
劇場に入り、暗転し、あのテーマ曲が流れ始めた瞬間、
自然と胸が熱くなりました。
天海祐希さん演じる真壁有希子の立ち姿、
変わらない取調室の空気、
そしてシリーズを通して築かれてきた人間関係。
すべてが「帰ってきた」と感じさせてくれました。
物語の内容について多くは書けませんが、
一つだけ言えるのは――
期待を裏切らないどころか、はるかに超えてきたということです。
12年間積み重ねてきたものが、
登場人物一人ひとりの言葉や表情、沈黙にまで凝縮され、
観ているこちらの心にじわじわと染み込んできました。
派手なアクションではなく、
人と人との対話、
信念と覚悟、
正義と葛藤。
「緊急取調室」という作品の本質が、
最後まで丁寧に描かれていたように思います。
クライマックスに近づくにつれ、
胸の奥が何度も締めつけられ、
気がつけば目頭が熱くなっていました。
12年分の時間が、スクリーンの中で一気に押し寄せてくる感覚。
ああ、この作品と同じ時代を生きてきたのだなと、
そんな不思議な感慨さえ覚えました。
エンドロールが流れ終わったあと、
席を立つまでしばらく動けませんでした。
「終わってしまった」という寂しさと、
「素晴らしい物語を見届けた」という充足感。
その両方が胸の中で静かに混ざり合っていました。
今年の最初の映画が、この作品で本当によかった。
2026年の幕開けにふさわしい、
深く、温かく、心に残る一本でした。
長く続いたシリーズがこうして丁寧に締めくくられたこと、
制作に携わったすべての方々に、ただただ感謝したい気持ちです。
帰り道、ショッピングモールの人の流れを眺めながら、
「また一つ、大切な物語が人生に刻まれたな」と静かに思いました。
今年もきっと、いろいろな出来事があるでしょう。
その中で、今日この映画を観た気持ちを、
ふとした瞬間に思い出すのだと思います。
良い一年の始まりになりました。


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