日曜日から火曜日にかけて、奥さんと一緒に京都旅行へ出かけてきました。今回は、神戸で働いている娘の休みに合わせて日程を調整し、久しぶりに家族の時間も楽しめる旅になりました。
普段はそれぞれ忙しく生活しているので、こうして予定を合わせて出かけられるのは本当に貴重です。旅行といっても、若い頃のようにあちこち詰め込むのではなく、「おいしいものを食べて、景色を見て、ゆっくり歩く」。そんな落ち着いた旅が心地よく感じるようになりました。
新緑がきれいな季節の関西。神戸と京都を巡りながら、非日常の空気を味わう三日間になりました。
初日は、まず神戸へ向かいました。神戸で働いている娘の家に泊めてもらう予定だったので、まずは久しぶりの再会です。
離れて暮らしていると、電話やメッセージではやり取りをしていても、実際に顔を見ると安心するものです。仕事の話や最近の出来事を聞きながら、「頑張っているんだな」と感じました。
夕方になってから、三人で近くの焼き鳥屋さんへ行きました。大きなお店ではなく、カウンターとテーブルが少しあるような、こぢんまりとしたお店でしたが、これがとても良い雰囲気でした。
炭火の香りが店内に広がり、焼きたての焼き鳥が次々に運ばれてきます。シンプルな料理ほど、お店の丁寧さが伝わる気がします。特に、ねぎまやつくねが美味しく、つい食べ過ぎてしまいました。
旅行先で立派な観光地に行くのももちろん楽しいですが、こういう地元の人に愛されているようなお店に入ると、その街の日常に少し触れられた気がして嬉しくなります。
娘も仕事帰りで少し疲れていたと思いますが、一緒に食事をしながら笑っている姿を見て、こちらまで安心した気持ちになりました。
二日目はいよいよ京都へ移動です。
神戸から京都までは電車での移動でしたが、関西圏はアクセスが良く、移動も旅の楽しみの一つです。車窓を眺めながら、「昔来た時とはまた違った感じ方をするな」と思いました。
まず向かったのは嵐山です。
嵐山といえば、やはり渡月橋の風景が印象的です。山の緑と川の流れ、そして橋の組み合わせが本当に美しく、京都らしい景色を感じることができました。
竹林の小径も歩きましたが、平日にもかかわらず多くの観光客で賑わっていました。特に外国人観光客の多さには驚きました。英語だけでなく、さまざまな言語が聞こえてきて、「京都は本当に世界的な観光地なんだな」と改めて実感しました。
以前は「海外旅行に行く人が多い」という印象でしたが、今は逆に日本の文化や風景を求めて、多くの外国の方が日本を訪れているのだと思うと、少し不思議な気持ちにもなります。
嵐山では、お土産屋さんをのぞいたり、食べ歩きをしたりしながら、ゆっくり散策しました。観光地特有のにぎわいはありましたが、少し路地に入ると静かな空気も残っていて、その対比がまた京都らしいように感じました。
その後は伏見稲荷へ移動。
伏見稲荷大社は、以前から一度ゆっくり歩いてみたいと思っていた場所です。やはり有名なのは千本鳥居。実際に目の前にすると、写真で見るよりもずっと迫力があります。
赤い鳥居が連なって続く風景は独特で、まるで別世界に入っていくような感覚になります。外国人観光客にも人気が高い理由がよく分かりました。
鳥居をくぐりながら歩いていると、不思議と気持ちが落ち着いてきます。日常生活では、仕事や時間に追われることが多いですが、こうして静かな場所を歩いていると、自然と頭の中が整理されていく気がしました。
途中で少し休憩しながら、奥さんと「結構歩いたね」と笑い合いました。若い頃ならもっと勢いで歩いていたかもしれませんが、最近は無理をせず、その時の景色や空気を味わいながら歩く旅がちょうど良いように思います。
京都の街は、歴史ある景色と現代的な観光地としての顔が混ざり合っていて、歩くだけでも楽しい場所です。
どこを見ても海外からの観光客が多く、日本人より外国人の方が多いのではと思うほどでした。円安や日本文化への関心の高さなど、いろいろな背景があるのでしょうが、日本の風景が海外の人たちに大切に感じてもらえていることは、少し嬉しいことでもあります。
今回の旅行は、観光だけでなく、娘と一緒に過ごせたことが何より嬉しい時間でした。
子どもが成長して家を離れると、一緒に過ごす時間は自然と少なくなります。それでも、こうして時々予定を合わせて会えることが、今はとてもありがたく感じます。
神戸で食べた焼き鳥の味、嵐山の新緑、伏見稲荷の鳥居の風景。そして、たくさん歩いた後の少し疲れた感覚まで、どれも良い思い出になりました。
忙しい毎日の中で、こうした旅の時間は気持ちをリセットしてくれるように思います。
またいつか、家族の予定を合わせながら、のんびりとした旅に出かけたいと思います。


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