夫婦二人で迎える節分。静かな時間に感じた季節のぬくもり

日記

今日は節分。

暦の上では、季節の節目となる日だ。まだ寒さは続いているけれど、明日からは立春と思うと、ほんの少しだけ春が近づいてきているようにも感じる。

我が家の節分の風景も、ここ数年でずいぶんと変わった。

子どもたちが小さかった頃は、鬼のお面をかぶって家の中を歩き回り、「鬼は外、福は内」と声を張り上げながら豆をまいていた。豆があちこちに転がり、後片付けのことを考えつつも、にぎやかで楽しい時間だった。

今では子どもたちも成長し、今日は同居している長男も外出中。

家にいるのは夫婦二人だけの、少し静かな節分となった。

それでも、何もしないのは少しさみしい気がして、最近すっかり習慣になっている恵方巻きを用意した。今年の恵方を意識しながら、黙って食べるという決まりごとも、最初は半信半疑だったが、今では自然と受け入れられている。

食卓に並んだ恵方巻きを前に、今年も穏やかな一年になりますようにと、心の中で願いながら一口ずつ味わった。特別な具材ではないけれど、節分の日に食べる恵方巻きは、どこか落ち着いた気持ちにさせてくれる。

食後には、大豆を年の数だけ食べ、ほんの少しだけ豆まきもした。

大きな声を出すわけでもなく、形だけの豆まきではあるが、それでも季節の行事をひとつ終えたという満足感がある。

節分や七草粥、冬至など、昔から続く行事は、生活の中に自然と季節を運んできてくれる。忙しい毎日の中では忘れてしまいがちだが、こうした節目があることで、時間の流れを意識することができる。

夫婦二人だけの節分は、少し物足りなさも感じるが、その分、静かで穏やかな時間だった。

子どもたちが成長し、家の中の風景が少しずつ変わっていくのは、どこの家庭でも同じなのかもしれない。

これから先、節分の過ごし方もまた変わっていくのだろう。それでも、豆をまき、恵方巻きを食べ、季節の移り変わりを感じるという習慣だけは、無理のない形で続けていけたらいいなと思う。

何気ない一日だけれど、こうした小さな行事が、日々の暮らしを少しだけ豊かにしてくれる。

そんなことを感じた、今年の節分だった。

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