今朝のニュースで、今年の「新語・流行語大賞」のノミネート語が発表された。
このニュースを耳にすると、毎年「もうそんな時期か」と感じる。
季節は秋から冬へと移り、朝晩の冷え込みもぐっと増してきた。
そんな中での“流行語大賞ノミネート”は、年の瀬の訪れを感じさせる風物詩のひとつだ。
今年もノミネートされた言葉は全部で30。
一覧を見ていると、「ああ、そんな話題もあったな」と、一年の出来事が思い出される。
今年は社会情勢からエンタメまで、幅広い分野の言葉が並び、世相をよく映しているように思う。
たとえば「緊急猟銃」。
全国で相次いだクマ被害を受け、迅速な対応を目的に使われるようになった言葉だ。
自然との距離感や地方の安全をどう守るか――そんな課題を突きつけられた一年でもあった。
また、「国宝」という言葉も印象的だ。
これは今年話題になった映画のタイトルで、俳優の演技や作品テーマが大きな注目を集めた。
エンタメの力が、人々の心を動かし、明るい話題を届けてくれたことを思い出す。
重いニュースが多かった一年の中で、文化や芸術が話題になるのは嬉しいことだ。
経済関連では「トランプ関税」が再び登場。
アメリカ大統領選のニュースを通じて、世界経済の行方に関心を持った人も多いだろう。
遠い国の出来事のようでいて、実際には私たちの生活にも影響を与える――そんな現実を感じさせる言葉だった。
そして、「ミャクミャク」。
大阪・関西万博の公式キャラクターとしてデビューしてから、その独特の見た目と名前で大きな話題を呼んだ。
賛否両論ありながらも、多くの人の記憶に残る存在となった。
こうして思い返してみると、今年も実に多彩な出来事があったことに気づく。
ノミネート語を眺めていると、まるで一年の記録アルバムをめくっているようだ。
一つひとつの言葉が、そのときの空気や社会の動きを映している。
自分にとって特に印象的だった言葉を思い返してみると、この一年をどう過ごしてきたかも振り返ることができる。
残り2カ月を切った今年。
年末に向けて慌ただしさが増していく中、こうしたニュースが季節の節目を静かに知らせてくれる。
さて、今年の大賞はどの言葉が選ばれるのだろうか。
発表の日が、少し楽しみになってきた。
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