寒さの中の草刈り

今日は、少し前から気になっていたお隣さんの家の前にある法面の草刈りを行った。

先日、自宅前の法面をきれいに刈ったばかりだったのだが、改めて周囲を見渡すと、その両隣だけ草が残っている状態になってしまっていた。自分の家の前だけ整っているのも、なんだか落ち着かないし、見栄えとしても中途半端な気がしていた。

寒くなってきていることもあり、草はすでに元気を失い、枯れかけているものが多い。この時期に草刈りをする必要があるのだろうか、と正直迷いもあった。放っておいても、いずれ自然に枯れていくのかもしれない。そう考えると、今やらなくてもいい作業なのかもしれないとも思った。

それでも、実際に刈り始めてみると、不思議と気持ちが落ち着いていくのを感じた。無心で刃を動かし、少しずつ視界が開けていくと、見慣れた場所なのに、どこか新鮮に見えてくる。作業自体は地味で、決して楽なものではないが、終わったあとの達成感はなかなか心地いい。

すべて刈り終えて改めて眺めてみると、法面全体がすっきりして、周囲とのつながりも自然になった。やはり、きれいになると気持ちがいいものだと実感する。自分のためだけでなく、近所全体の景色が少し整ったような気がして、ささやかながら良いことをした気分にもなった。

これから本格的な冬を迎えると、しばらく草刈りの出番はなさそうだが、暖かくなったら、また定期的に手入れをしていきたいと思う。無理のない範囲で、身の回りを少しずつ整えていくことが、日々の暮らしを気持ちよくしてくれるのかもしれない。そんなことを感じた一日だった。

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