今朝、いつものようにテレビをつけると、香港のタワーマンションで発生した大規模火災のニュースが繰り返し流れていた。高層ビルの一部、いや複数のタワマンが炎に包まれ、夜空を赤く染める映像は、ただ見ているだけでも胸が締めつけられる。遠い国の出来事とはいえ、同じように暮らしの場で起きた火災だと思うと、いたたまれない気持ちになった。
報道によると、補修工事に使われていた足場が竹で作られており、そこに燃えやすい資材が重なったことで、火の回りが一気に加速した可能性があるという。香港では伝統的に竹の足場が使われることも多いと聞くが、それが今回のような形で災害の一因となってしまったことが、なんとも皮肉で切ない。
高層階まで立ち上る炎と煙を見ながら、もし自分があの建物の中にいたらと思うと、想像するだけで恐ろしくなる。普段、何気なく過ごしている住まいも、一度火が出れば一瞬で日常が奪われてしまうのだと、改めて思い知らされる光景だった。
そういえば以前、佐賀関で起きた火災のニュースも記憶に新しい。乾燥する季節や、風の強い日、ちょっとした不注意が大きな災害につながることは決して珍しくない。どこかで「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだが、それこそが一番の落とし穴なのかもしれない。
我が家でも、コンセント周りやコンロの火の元などをもう一度見直してみようと思った。小さな確認の積み重ねが、万が一を防ぐことにつながるのだろう。火災は予告なくやってくるからこそ、日頃の意識が何よりも大切なのだと感じる。
ニュースの映像を見ながら、被害に遭われた方々の無事をただ祈ることしかできないが、せめて自分の身の回りから「火の用心」を徹底しようと、心に刻んだ朝だった。何事もなく過ごせる日常が、どれほど尊いものなのかを静かに考えさせられる一日である。



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